きょうは荒れ狂う風のなか、小学校へ。
一年生最後の授業参観と懇談会がありました。
なにをやるんだか、息子からなんにも知らされていなかったわたし。黒板に貼ってあった進行表でようやく確認。息子、「けいさん」をやるらしい。そりゃ、たしかに息子は計算が好きだが、みんなのまえで計算?
男の子と女の子が二人で司会進行。こくごの教科書を読んだり、昔遊びのこまをまわしたり、子どもたちがそれぞれできることを親のまえで披露してくれる。
息子も「ぼくは繰り上がりのたしざんをやります」と言って、みんなの前でたしざんのプリントをすごい勢いでやっていった。7+6を12と間違えたのはご愛嬌(^^;)。
サッカーのリフティング、合唱、合奏、なわとび、絵……自分の得意分野、もしくは努力してものにした分野でがんばるさまは、ほんとに一所懸命で、見ていて楽しく、誇らしく、そして嬉しい。ここまで、みんなの力を伸ばしてくださった担任の先生に、感謝、感謝です。
授業参観のあと、子どもたちが帰ってからも、親は教室に残って、先生が撮ってくださった授業風景のビデオを鑑賞。子どもたちがみんな、生き生きとした表情で、お店屋さんごっこや工作にはげんでいるのがよくわかる。
「みんなこの一年間でほんとによく成長してくれました。どこに出しても恥ずかしくない立派な小学一年生です」
そう担任の先生は太鼓判を押してくださるけど、それは、先生の力ぞえがあってこそだと思う。
四月から数えて89号となる学級通信。朝早くから夜遅くまで学校に残って、子どもたちのためにがんばってくださった先生。クラス運営がうまくいっているのは、PTAで学校に行ったときにちらっと覗くだけでもよくつたわってきました。
「では、保護者のかたからひとこと」
うわー、きたよ。
あいにく、一番端に座っていたわたしはイの一番に言うことに……。こういうの、正直、苦手なんです。頭が真っ白になりながらも、なんとか感謝の気持ちをつたえて、ほっ。
そうして、みなさん、口々に先生への感謝の言葉と、そして自分の子どもの成長ぶりを語り、涙ぐむひとも。
生まれてから一年間で赤ちゃんは、自分で食べること、立ち上がり、歩くことを学ぶ。だけど、それと匹敵するほどすごい密度の濃い経験が、小学校一年生で体験することなのかもしれない。文字が書けて、読めるようになり、簡単なたし算やひき算ができるようになり、なによりも社会的な経験、人間として集団のなかでどういうふうにふるまうのかを本当の意味で学ぶのが、一年生なのだから。
その、大事なときに、息子はいい先生に出会えて、本当によかった。
M先生、本当にありがとうございました。
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